米を炊く

「炊飯器は持っていったほうがいいですか。」という問い合わせをいただくことがある。最初は冗談かと思っていたのだが、真面目な問い合わせである事がわかったので、今後の参考の為にもここでこの件について取り上げておこう。まず答えから言えば、炊飯器なんぞ要らない。すると「じゃ、お米はどうやって炊くのですか?」という事になるが、まずはドイツ式のご飯の炊き方を紹介しよう。

まずはできるだけ蓋がびっちりしまる鍋を用意しよう。まさか7~8人分炊くわけではないから、小さなもので十分だ。適量(1カップ/1人前)米を鍋入れて、まずは米を洗う。洗い終わったら、米の上に2cm(水加減は好みと、米の量による。)ほど水がかぶる程度の水を残しておく。その後、米が白くなるまで30分待つ。それから料理にかかるわけだが、ドイツではガスコンロは滅多になく、電気コンロである。この場合、最初は火加減(電気加減)を最大(3)にする。2~3分すると、鍋のそこから泡がぽこぽこでてくる。すると火加減を微力(1)にして、鍋に蓋をして20分待つ。20分経ったら、火を止める。好みで米をむらすために、ごく少量の水を加えて見てもいい。その後、10~15分待って蓋を開ければOra!おいしいご飯の炊き上がりである。2~3度練習すれば、誰でも鍋でうまく米が炊けるようになる。ドイツ留学が終わって、日本に帰る頃には、もう炊飯器など必要ないご飯炊きの達人になっている。

「どうしても炊飯器じゃないと駄目!」という方は、無理して日本から持ってこなくても、ドイツで買える。家電店でも置いてるが、アマゾンなどオンラインで買うのが一番安い。炊飯器は"Reiskocher"と言うので、これでぐぐってみよう。炊飯器は基本的にお湯沸かし器と同じ簡単な構造なので、安いものは20ユーロ程度で買えてしまう。しかも保温機能付き。それでも「どうしても日本の炊飯器じゃないと駄目!」という方は、120~160ユーロ出せば、ドイツでも購入できる。
          
肝心の米だが、ドイツでは日本米の入手は困難だ。ドイツのスーパーでも米を売っているが、これは通称、Milchreisと呼ばれるもの。何故、Milchreisと呼ばれるかと言えば、ドイツ人は牛乳を入れてお粥状態に炊いた米を食べるからである。まず米の炊き方が大胆。なべ一杯の水にお米を放り込む。勿論、米を洗ったりしない。水加減などない。適当な時間が経ったら、そのまま中身をざるに移して水を切る。その後、なべにご飯と牛乳を入れて、お粥になるまでぐつぐつと煮るのである。中には砂糖を入れたり、いちごなどのフルーツをいれる。スーパーの食品コーナーにはこうしてできあがったMilchreisが売られているから、勇気のある人は試して欲しい。

タイやイラン産の米は種類が違うが、結構、代用品として通用する。「どうしても日本米じゃなきゃ駄目!」という人には、商売気のある日本人がスペインで日本米を栽培、ドイツの日本食料品店で販売しているので、そこで購入できる。もっともこれはハンブルク、デュッセルドルフ、フランクフルトなどの日本人の多い町に限られる。その他の町に留学されている場合は、デュッセルドルフの日本食料品店にオンラインで注文できる

勇気が要る日本米のパッケージ。品名は"Shinode" 翻訳間違いの名前が、いとおかし。
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