ドイツ自転車事情 (07.07.2008)

ドイツに留学されて、電車の代わりに自転車で大学や学校に通学される方も多いと思う。しかし「所変われば品変わる。」と言われる通り、ドイツの自転車事情は日本のそれとは異なる。そこでここでは痛い目に会う前にドイツでの自転車事情について紹介してみよう。

まずは自転車がないと始まらないので、自転車購入について。自転車を購入する場合、留学生に一番気になるのは値段だ。つまりできるだけ安い自転車を買おうとする。ところがドイツでは安物を買うと、本当に役に立たない粗悪品をつかまされることが多い。安い自転車は、デイスカウンターと呼ばれるスーパーで買う事ができる。しかし、これがかなりの欠陥品。ドイツで有名な消費者団体がこうした自転車をテストすると、フレームの溶接部分が壊れて自転車が真っ二つになったり、ブレーの止め具が外れて、ブレーキが効かなくなるなどの致命的な欠陥が明らかになった。この為、自転車は専門店で買うか、せめてメーカー品をネットで(安く)買うようにしよう。「そんな金はない!」という人は、大学などの掲示板で安く中古の自転車を購入できる。又、半年程度の留学で新品を買っても、帰国の際は自転車を売って帰国すればいいので(買い手は多い。)、お金は無駄にはならない(筈だ)。

自転車を購入する際、同時に購入する必要があるのは、ヘルメット、丈夫な鍵(鎖)それに盗難保険の3点セットだ。ドイツでは自転車は車扱いになるので、自転車道がない場合、車と同じ車線を走る事になる。当然、事故が多い。車と事故を起こすと、自転車には圧倒的に不利で、ほとんどのケースで怪我をする。ヘルメットがない場合、重症を負うことも多いので、どうか髪型よりも命を優先して欲しい。又、ドイツでは自転車は非常によく盗まれる。ドイツ人なら誰もが自転車の盗難にあった経験をもっている。それも何回も。だから、自転車を購入する際に(新品の場合は)、必ず盗難保険に入ろう。中古の自転車を安く買って保険が割に合わない場合、丈夫な鍵を買おう。ホームセンターなどで鎖を切断する特殊な鋏が買えるので、日本で売られているような簡単な鎖では、いとも簡単に盗まれてしまう。丈夫な錠(鎖)は少々重いが、盗まれるよりはマシ。それに丈夫な錠をかけておけば、泥棒は危険を冒さずに、もっと盗難しやすい自転車を盗む筈だ。

最後に自転車の交通規則について。上述の通り、ドイツでは自転車は車扱いなので、車道を走るもの。歩道を自転車で走るのは交通法違反である。「ドイツ人は、みんな平気で走っているじゃん。」と反論の声が聞こえてきそうだが、例外は8歳までの子供と保護者だ。大人は車道を走らなければならない。警察に捕まって、「他の人も走っているじゃない。」という言い訳は通じない。又、ご存知の通りドイツは右側通行だから、自転車も車線の右側を走行することになる。ところがこれを守らない(知らない)人が多い。さらに街中、商店街などは車両乗り入れ禁止になっているから、当然、車両である自転車の走行も禁止されている。これを守らない人も多い。(自転車を降りて押す分には問題なし。)しかし一番多いのは、赤信号を無視する人だろう。車を運転していて、信号が青になった瞬間に、目の前を自転車が横切って行った経験が何度かある。車のドライバーに言わせれば、自転車は皆、ランボーだ。(勿論、自転車に乗っている人はその逆を主張している。)最近は自転車事故が増えているので、警察も特殊部隊、つまり自転車警察を設置、自転車の交通法規の無視を厳しく取り締まっており、何も知らない自転車が繁華街や交通の要所で捕まっている。(罰金を取られます。)

そうそう、お酒を飲んだら車が運転できないので、自転車で居酒屋に行く人が居るが、これは役に立たない。上述の通り、自転車も車両扱いなので、酔ぱらって自転車で走行、警察に止められてしまうと、飲酒運転で高額の罰金を課せられ、しかも(車の)運転免許まで免停になってしまう。酔っ払ったら、タクシーで帰宅するようにしよう。日本と違う歩行通法規をもうひとつ。最近は自転車に「懐中電灯式」のライトを装備しているものが多い。昔のようにダイナムモで発電する形式の自転車が少ない。しかしこれは交通法規違反である。交通法規には、使う、使わないに関係なく、ダイナモ式のライトが装備されている事が自転車の車道走行の条件とされている。自転車を購入する際は、この点も考慮してちゃんとダイナモが付いている自転車を購入しよう。


あっちゃ~。
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